目次
はじめに:RYT200取得しました!
こんにちは、Reinaです。
先日、全米ヨガアライアンスのTT(ティーチャートレーニング)を卒業し、晴れてヨガの指導者養成課程を修了した証である「RYT200」という資格を取得しました。
200時間の集大成として、最後に一緒に学んできた皆さんに生徒役をやってもらい、60分のヨガレッスンを行わせていただきました。
スクール入学当初はヨガの知識なんて皆無だったわたしの人生初のヨガレッスンです…!
本当にとても良い経験をさせていただきました。。
ぼやっとすることが得意な私にとっては、一年ですら「気付いたら過ぎてた」くらい刹那なもの。
だから、そんな一瞬で過ぎ去る時間の中のたった200時間をヨガに捧げただけなのですが、
今はもう、誰かにヨガを伝える側にいるっていうのはちょっと不思議な感覚でもあります。
たった200時間でこれほど多くのことを学び、プロとして人前に立てるようにご指導してくださった先生方は私の一生の憧れです。
ヨガについて深く学び、この身と心を以って経験し、大きなヨガへの愛が育まれていることを実感した瞬間でした。
▼カリキュラムの詳しい内容等はこちらにまとめています。
ずっと分からなかった「ヨガとは何か」という疑問
さて、細かいことをあげればキリがないのですが、
わたしがこの資格取得を目指した最大の目的は「ヨガとは何かを知りたかったから」でした。
この答えはなんと入学して初めての授業で真っ先に答えを教えられます。
ヨーガ チッタ ブリッティ ニローダハ
ヨガとは心の作用を死滅させるためのものだ。
しかし、これはあくまでヴェーダの教典が定めることであり、自分の体感を以って辿り着いた答えではありません。
せっかくなので今この瞬間、私がこの200時間を終えた先で感じた「ヨガとはなにか」という当初の問いに対する答えを出しておきたいと思います。
RYT200取得時点で思う自分なりのヨガ
ヨガとは、自分になること。
私はこの200時間を通して、そんな答えを出しました。
理由1: 純粋な自己の存在に気付いた
ヨガとは自分になること。
そう感じた理由の1つとして、ヨガをしている時に感じた「心が柔らかくなる瞬間」をあげます。
ひとつのアサナに入り、留まる時。
ふとした拍子に意識のベクトルの向け方が普段と変わる瞬間がありました。
それはほんと一瞬なんだけど、「あれ、いますごく穏やかな心でいられた」と気付くのです。
それに気付く時点でもう、その穏やかな瞬間は終わっていると言うことではあるのですが、本当に全神経が「今」に集中して夢中になっている一瞬がある。
そんな時の自分の精神状態は、無意識でもなく、ただ世界を素直に受け止め、身を委ね、自分と世界の間にある絶対的な境界線がふんわりと溶けてにじみ出すような、、私であることには違いないんだけど、私が知るいつもの私ではない感じ。
柔道の世界では、柔能く剛を制すと言いますが、まさにそんな感じ。
迫り来るもの全てを突っぱねるような固い強さではなく、穏やかで、おおらかで、何がきても動揺することなく包み込んで受け止めてしまえる柔らかい強さ。
そんな心でこの世界に存在していられる瞬間がたまにあって、その瞬間があまりにも幸福感に満ち溢れていて、ハッとしてしまう。
この自己肯定感の低い私ですら、その時ばかりは自分のことをすごく愛おしいと感じてしまう瞬間でもあります。
スピリチュアルな言葉で言うなればワンネス的な瞬間。
いつもこんなマインドでいられたなら、生きることはどんなに素晴らしいものになるだろうと思うのです。
そして、これはどこからか舞い降りてきたものではなく、自分の奥底に眠っている本来の自分の姿であるのだと思わずにはいられないのです。
生まれ持ってきた柔らかな心を現代人は多忙な生活やストレスによって見失っているのではないかと思います。
でも、時間に追われ、成果を求められる暮らしの中でも、ほんの少し自身のために立ち止まり、ヨガをすることで、本来の柔らかな心が顔を出してきてくれます。
200時間の学びは、忙しい日々の中で簡単に見失ってしまう大きな自分の存在に気付かせてくれる時間でした。
まだ常に穏やかな温かい心で居続ける事は難しいのですが、そんな自分が私自身の中にも眠っていると知っているか否かでは大違いです。
自分の本来の状態を知っていれば、あのときの自分でありたいと意識して、行動することができますよね。
ヨガの実践により、ありのままの心の状態に戻る瞬間が訪れ、立ち返るべき軸・本来の自分がちゃんと在ることに気づけるようになる。
これが、ヨガとは、(本来の)自分になることだと思ったひとつ目の理由です。
理由2: 内省により、心のコンパスが見えてくる
二つ目の理由は、これも200時間のTTの中で私自身が経験したことなのですが、ヨガを続けると会社と家の往復をしているだけの生活をしていた頃に比べて内省する時間が圧倒的に増えます。
200時間の終盤、私は内省により、気付きたくなかった自分の本音が見え隠れし始めました。
本音と向き合うこと、(私の場合は)今の現状に対して変わりたいと思っていることを受け止める事。
その過程は、とても苦しいものでした。
私がこの200時間中に気付いた本音について、ここで包み隠さずに伝えるかどうかはちょっと迷うところですが、折角なので備忘録として書き記しておきます。
日増しに大きくなるヨガに対する"好き"という気持ち。
ちゃんとヨガを伝える側にまわって、インストラクターとしてヨガを発信して行きたいけれど、自分なんかにヨガの良さを伝えていくことができるだろうか。
人前に立つことが何よりも苦手なのにやっていけるだろうか、と自信のなさからくる不安や恐怖で押しつぶされそうでした。
内省の時間は、時として心を落ち着け、冷静に物事を見定められるというメリットをもたらします。
しかし、時として、自分の嫌な面、至らない面、弱さや甘え、何より自分と向き合うことを避け続けていたという事実から目を逸らせなくなる瞬間が訪れ、ひどく自己嫌悪に陥りますし、自分自身が惨めで不甲斐なくて、悔しさから涙が溢れたりもしました。
今の時代に生きていると、本音に蓋をする事は簡単です。
だってやらない理由はいくらでも見つかりますよね。
「今の仕事があるから。ヨガインストラクターじゃお給料が安定しないから、自分にはできない。」
そうやって言い訳を並べれば、心の声を押さえつけて、気付かないふりをして、「変化」という苦しみから抜け出すことができます。
私は過去に何度もそうやって苦痛から逃げてきました。
でもヨガをしていると、「目を背けたくない・変わりたい」と願う深層心理にまで気付いてしまう。
それだけ自身を守ってきた心の鎧を外せるようになってきたということなのですが、自分が心の奥底で望む姿が鮮明に捉えられるようになってきます。
そして今の自分との差に愕然として苦しくなる。
でも大切なのは気付たという事実。
自分自身を正しく受け止められることは、とてもポジティブなことであり、
私にとっては理想と現実の差を埋めるための方法もまた、ヨガをすることでした。
ありのままの自分を自分として受け止め、向き合い続ける強さがあれば必ず道は拓ける。
感情と自分を混同せず、ただ呼吸と一緒に心の動きを見つめてあげるだけでいい。
絶対にやってはいけないのは、悲しみや苦しみに過剰に反応して目を背け、本音に蓋をすることです。
何も前に進まない、何も変わらない。
だから、ヨガをすることで新しい自分、抑え続けていた心の声に気付いた時、私たちは素直な自分に出会う機会に恵まれたことに感謝すべきだし、その壁を乗り越えた先では以前よりずっと軽やかな心で生きられる自分になっているでしょう。
内省の時間を設けることにより、己の心を塞ぐ扉の存在に気付いたら、まずは怖がらずにドアを開けてあげること。
そして、その内にしまっていた本心に正直に生きる。
それが本来の自分になるということだと思います。
だから、ヨガとは「自分になること」
曇りのない目で、自分という存在に気付き、理解し、受け止めること。
自分という命をこの身を以って生かしてあげること。
それが、ヨガをしていると自然にできるようになっていく実感がありました。
たった200時間。されど200時間。
まだまだスタートラインに立ったばかりの駆け出しの意見なので、
おいおい何言ってるんだよ、ヨガはそういうものじゃない!と感じる方もおられるかもしれません。
でもこの200時間の間に、わたしが身を以って感じた貴重な気付きは、
決して忘れることなく、大切にしていきたいと思います。
筆者の卒業したスクールはこちらです
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おわりに:変化を恐れない
以上が自分で初めて出した「ヨガとは何か」という問いに対する答えです。
この先もっとヨガを深めていく中で、この答えが変化していくことが楽しみでなりません。
いつも新鮮な自分に出会わせてくれるヨガに感謝でいっぱいです。
ヨガに出会ったこと、そして素敵な先生方のサポートの元で最高にハッピーな仲間と共にヨガを学べたことに感謝しています。
ヨガ資格が取得できる優良スクールを徹底比較しました
Firstship卒業後、同じくRYT200取得コースを運営しているUnder the lightさん(以下UTL)にPR案件のお声がけをいただきました。
UTLの講師の方々と実際にお話して、FirstshipとUTLの特徴を比較した記事のリンクを下に貼ります。
ヨガインストラクターというお仕事に興味のある方、ヨガが大好きでもっとヨガについて勉強したいという方はぜひご覧になってください。