先に忠告いたしますが、以下の内容は全て持論です。
ただヨガ業界に身を置く人間としてかなり本気で考えています。ポジショントークとかではないので、そういう考えの人もいるんだ〜程度に読んでいただければと思います。
なぜRYT200を取得しなくても大丈夫なのか
イントラになるなら絶対にRYT200は必要だと聞いたけど、本当に取得しなくても大丈夫なの?と疑問に思った方も多いと思います。
私もつい数ヶ月前まではRYT200の取得は必須だと考えていました。
▼詳しくはこちら。
しかし今は「RYT200を持ってるに越したことはないが、必須では無い」と思っています。
コロナが変えたヨガの世界
新型コロナウイルスの流行により、ヨガの世界にも変化が起きました。
そう、オンラインでヨガの流行です。
これまで、イントラ業界ではフリー正社員ともにヨガスタジオに所属し、指導経験を積んで、ゆくゆくは独立開業という王道ルートが存在していました。
Beforeコロナの時代で、ヨガを教えるためには広いスペースの確保、生徒さん用のヨガマットの準備、集客など様々な裏方仕事が必要です。
これらの荷の重い仕事をスタジオが一手に引き受けてくれるからイントラはレッスンができたというのがBeforeコロナ時代のヨガ業界です。
そのため、イントラはレッスンをしたければ「スタジオに雇用される」必要がありました。
RYT200が必要だと散々言われたのは、このイントラとスタジオの関係性が絡んでいると睨んでいます。
どういうことかというと、イントラになりたい人は山ほどいるけど、スタジオ側が雇用できる人数は限られているし、講師の質も落としたくない。じゃあどうするの?RYT200を持っていない人は足切りしよう!みたいな(こんなあからさまではないと思いますが、、)
そんな風潮がヨガ業界には絶対あったと思うんですよね。
だから本当は「インストラクターになりたければRYT200を取得しよう」ではなく「スタジオに雇用されたいならRYT200を取得しよう」だったんだと思います。
でもここでオンラインヨガの台頭です。
もう広い空間も、生徒さんのヨガマットの準備も、近隣住民へのビラ配りも必要ありません。
SNSで集客してZoomを繋げば、自宅でレッスンができる時代です。
Afterコロナでは、必ずしもスタジオに雇用される必要はなくなりました。
つまり、RYT200未取得であるがゆえにスタジオで雇用してもらえなくても、インストラクターとして活躍できる時代が来たということだと思います。
そうなると、選択肢は変わってきますよね。
RYT200を取得して、スタジオに雇用されるという王道ルートはきっと今後も続きます。
でも、それ以外の活躍方法もどんどん生まれてきて、この業界はもっと自由になるはず。
RYT200未取得のヨガインストラクターの勝ち筋
ネット集客からのオンラインヨガレッスン、特にこの流れは加速すると思います。
個の時代ともよくマッチしている。
先日storesを運営するheyがcoubicをグループ化したニュースを見て、これは来るな、、と確信しました。
そうなると集客に必要なのはインストラクターとしての実績よりも個性ではないでしょうか。
万人うけするような王道レッスンでは実績のあるイントラには敵わないかもしれない。
でも、ニッチなジャンルはどうでしょうか?
場所の制限があるスタジオレッスンではニッチすぎて集客がままならなかったようなジャンルでも、オンラインで日本中・世界中と繋がれる今ならこれまでより遥かに集客が見込めます。
例えばブライダルヨガ。
スタジオの半径数キロ圏内に結婚式を控えた花嫁さんは何人いるでしょうか。数える程しかいませんよね。しかもその人たちがヨガに興味を持つかといえば、エステの方がいいわ〜って言うかもしれない。
これでは全く集客が見込めません。
でも日本中の花嫁さんを見込み顧客と考えるなら、市場としては十分ですよね。
ニッチなジャンルに全振りするというのは、オンラインヨガで勝つためにはありだと思うんです。
さて、ここで改めて考えてみてください。
RYT200は確かにヨガの基礎を学べる素晴らしい資格です。
勘違いして欲しく無いのですが、私がもし今RYTを持っていなかったとしたら、絶対にRYTを取得すると思います。
ヨガの経験が浅かった私にとってはスクールでの経験が自分の原点になっているし、RYTを取得する過程で出会えた大切な気付きを無かったことにはしたくないから。
▼RYT200取得時の所感
でも、すでにこの道を極めたいという覚悟がある方や、ずっとヨガと共に生きてきたような方がわざわざ立ち返ってRYTを取得する必要があるのかと言われると、正直ちょっと疑問なんですよね。
目指したい場所があって、そこにたどり着くためにRYTが必要かどうか。
オンラインヨガという武器を手にした今、それは人それぞれなのではないかと私は思います。
RYTを取得してなくてもオンラインレッスンを重ねたその先にはスタジオ雇用の可能性も十分にあり得ますし。
(SNSで集客して、一人でレッスン開催してきた人とか逞しすぎて、私がオーナーなら絶対お話したい!)
だから、ヨガ業界はもっと自由になるって思うんです。
というか、そうなってほしい。
ヨガが大好きで伝えたくて伝えたくて、
でも資格を取る金銭的・時間的な余裕がなくて諦めている人にも
チャンスのある業界に変わっていくといいな、、